女優・アーティストのんが手掛ける「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。-群れる-」が大阪・国立民族学博物館で7月31日から10月13日まで開催されます。
この展示会は、大阪関西国際芸術祭の一環として実施され、のんが長年追求してきたリボンアートの世界観を、黒川紀章建築の国立民族学博物館(特別展示場地下会場)で体験できます。
のんは、「リボンアートと題してリボンを使ったアートを何年も追及しているのですが、今回は『群れる』というサブタイトルを付けて展示を準備をしました。ぜひ、お越しください」とコメントしています。
「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」後半に向けてインスタレーション作品が拡張
国立民族学博物館は、「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」の展示会場のひとつであり、「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。-群れる-」は、同館の創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」の協力事業の一環として開催されます。
これまで1階エントランスで展示されてきた《背中に結んだリボン(こけし灯篭)》が、本芸術祭の会期後半に向けて特別展地下会場に大きく拡張されます。
映画「Ribbon」との繋がり
今回の展示会は、2022年2月に上映されたのんの自主製作映画「Ribbon」のワンシーンがきっかけとなっています。映画はコロナ禍を舞台に、卒業制作展を中止させられた美大生の葛藤やモヤモヤした負の感情をリボンで表現しています。
のんは「リボンを張りつけた絵の話が出てくるんですけど、そこから発想して、怪しくて可愛いものという、相反するものをぶつけて生まれてくる表現を追求しています」と語っています。
- 赤べこ白べこの部屋
- 真っ赤童の巣
- こけし灯篭街道
- 作品に関するエスキースや七夕かざり
これらの部屋で、のんの制作した美術作品が展示され、来場者を魅了します。
万博記念公園に初めて来園したというのんは「太陽の塔は全国民がファンだと思う。一度は絶対、生で見たい芸術だと思うし、私も本当に感動しました。目に入ったら心が引きつけられて、心臓にグサッと突き刺さりました」と絶賛しました。