ドジャースの抑え左腕、タナー・スコット投手が大不振に陥っています。連日のように失点を重ね、チームの勝利を逃す場面も。特に、山本由伸投手が好投した試合での炎上が目立ち、ファンからは厳しい声が上がっています。
ロバーツ監督はなぜスコットを使い続けるのか?
デーブ・ロバーツ監督は、スコット投手に対する信頼を強調し続けています。「彼は絶対に必要だ」と繰り返し語り、チームメートも彼を信じていると擁護。しかし、スコット投手自身は「野球人生で最悪のシーズン。惨めだ」と自信喪失の状態に陥っています。
名物記者が分析する背景
ロサンゼルス・タイムズの名物コラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者は、ドジャースがスコット投手にこだわる理由を分析しています。それによると、ドジャースはスコット投手が復活しなければプレーオフで勝てないと見ており、経験豊富なスコット投手とトライネン投手がブルペンの軸になると考えているようです。
高額契約も影響?
スコット投手は今シーズン、パドレスから4年総額7200万ドル(約105億円)という高額契約でドジャースに加入しました。この契約の大きさも、チームが起用にこだわる理由の一つかもしれません。
疑惑の判定も発生
12日(日本時間13日)のジャイアンツ戦では、スコット投手が登板した場面で疑惑の判定が発生。ファウルチップをダイレクトキャッチしたように見えたものの、審判はファウルと判定し、その後に満塁ホームランを浴びて敗戦。解説者からもドジャースベンチの対応に苦言が呈されるなど、様々な要因が重なり、スコット投手の不振が深刻化しています。
- 山本由伸投手の好投を帳消しにする炎上
- ロバーツ監督の擁護と名物記者の分析
- 高額契約と疑惑の判定
ドジャースは、スコット投手を立て直し、プレーオフに向けて盤石なブルペンを構築できるのでしょうか。今後のスコット投手の活躍に注目が集まります。