北海道の中札内村に位置するカムイエクウチカウシ山で、2025年8月23日、高齢の女性登山客2名が倒れているのが発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。帯広警察署によると、午後3時前に「川岸で人が倒れている」という通報があり、警察と消防が救助活動を行いました。
救助の状況
道警のヘリコプターが最初に高齢女性を発見し、午後4時半頃に救助しましたが、すでに心肺停止状態でした。その後、川の上流で別の高齢女性が発見され、午後5時半過ぎに救助されましたが、こちらも心肺停止状態でした。消防によると、発見された女性は60代と70代だったとのことです。
警察の捜査
警察は、2人の外傷の有無や当時の状況など、事故の原因を詳しく調べています。カムイエクウチカウシ山は、日高山脈に位置し、登山愛好家には人気の山ですが、天候の変化が激しく、登山道も険しいことで知られています。
登山時の注意点
- 事前に天気予報を必ず確認し、悪天候の場合は登山を中止する。
- 登山計画を立て、家族や知人に共有する。
- 十分な装備(雨具、防寒具、食料、水、救急セットなど)を準備する。
- 無理のないペースで登山し、体調が悪くなったらすぐに引き返す。
- 登山道から外れないように注意し、迷子にならないようにする。
今回の事故を受け、登山をする際は、これらの注意点を守り、安全に登山を楽しむようにしましょう。カムイエクウチカウシ山に限らず、自然の中での活動は常に危険が伴うことを忘れずに、万全の準備をして臨むことが大切です。