2025年8月6日、広島平和記念式典が執り行われます。戦後80年という節目の年を迎え、平和への祈りと核兵器廃絶への願いが込められた式典となるでしょう。式典は午前8時に開式し、原爆死没者の慰霊と平和への祈りを捧げます。
式典の主な内容
- 原爆死没者名簿奉納 (8時00分)
- 黙とう・平和の鐘 (8時15分)
- ひろしま平和の歌 (8時46分)
式典には、被爆者や遺族、国内外からの参列者が参加し、平和へのメッセージを発信します。特に今年は、戦後80年という特別な年であるため、例年以上に注目が集まると予想されます。
式典に先立ち、在外被爆者とその遺族が広島市の松井市長と面会し、核兵器廃絶への強い思いを伝えました。ブラジル在住の盆子原国彦さんは、「原爆が一日も早くなくなるよう、被爆者が生きている間に実現できるよう、頑張ってほしい」と訴えました。松井市長は、「核兵器をなくすために努力するのが各国の政治家のミッションだ」と応じ、市民の声を広げていく努力を誓いました。
アメリカ在住の更科洵爾さんは、「核の脅しが行われている今の世界情勢は残念だ。核兵器のない世界を広島の人がリーダーとなってつくっていかなければならない」と語りました。被爆者の高齢化が進む中、次世代への平和のバトンを繋ぐことが重要となっています。
平和への願いを込めて
広島平和記念式典は、過去の悲劇を記憶し、未来への平和を誓う場です。核兵器のない世界を実現するために、一人ひとりが行動を起こすことが求められています。式典の模様はライブ配信される予定です。