衝撃!731部隊テーマの中国映画、公開延期の裏に隠された真実とは?

旧日本軍の秘密機関「731部隊」をテーマにした中国映画「731」の公開が延期されたことが、大きな波紋を呼んでいます。当初7月31日に公開予定でしたが、チケット購入不可などの状況から事実上の延期となり、その理由は明らかにされていませんでした。

中国国営中央テレビ(CCTV)はその後、9月18日に公開予定と発表しました。この9月18日という日付は、満州事変の発端となった柳条湖事件が発生した日であり、中国国内で対日批判が高まりやすい時期とされています。そのため、この時期に公開されることに対して、様々な憶測が飛び交っています。

7月31日の公開延期後、インターネット上では「国家の屈辱を忘れてはならない」といった上映を求める声が多数上がっていました。9月18日という日付の選択は、こうした国民感情に配慮した結果である可能性も指摘されています。

731部隊は、戦時中に旧満州(現在の中国東北部)を拠点に細菌兵器の研究や使用、中国人捕虜らへの人体実験を行ったとされています。映画の予告編では過激な描写が含まれており、中国国内ではショックを受ける視聴者もいるようです。インターネット上では、「残酷な描写が公開延期の理由ではないか」との声も上がっています。

映画「731」の公式SNSは沈黙を保っており、公開延期の真相は謎に包まれたままです。今後の情報公開が待たれます。

731部隊とは?

731部隊は、第二次世界大戦中に旧日本軍が秘密裏に設立した研究機関です。正式名称は関東軍防疫給水部本部。細菌兵器の開発や人体実験など、非人道的な行為を行っていたとされています。

柳条湖事件とは?

柳条湖事件は、1931年9月18日に満州(現在の中国東北部)の柳条湖付近で発生した爆破事件です。日本軍は、この事件を中国側の仕業であると主張し、満州事変を引き起こしました。この事件は、第二次世界大戦への日本の侵略の始まりとされています。

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