歌手で女優の南野陽子が、デビュー40周年を記念した3枚組レコード「Yoko Minamino 40th Anniversary Records」を7月23日に発売します。アナログ盤のみのリリースにも関わらず、予約段階でほぼ完売し、急遽追加生産されるほどの人気ぶりです。彼女の長年にわたる人気の秘密を探ります。
18歳での遅咲きデビューと等身大の魅力
1985年にシングル「恥ずかしすぎて」でデビューした南野陽子は、「はいからさんが通る」「吐息でネット」など数々のヒット曲を連発し、工藤静香、中山美穂らと共に当時のアイドル文化を牽引しました。しかし、本人は当時のアイドル像とは少し異なっていたと感じていたようです。
「皆さんは15、16歳でデビューされましたが、私は18歳と少し遅かったんです。当時流行していた聖子ちゃんカットではなく、ロングヘアでミニスカートも履きませんでした」と語っています。
等身大を貫くスタイル
南野陽子が貫いたのは、等身大であること。スタッフに自分の意見や日々の出来事を伝え、その内容に沿って歌詞を書いてもらっていたといいます。アイドルでありながらも、飾らない自然な姿が多くのファンを魅了し続けているのでしょう。
予約完売続出!アナログ盤へのこだわり
今回発売される40周年記念レコードは、アナログ盤のみのリリースという点も注目されています。デジタル音源が主流の現代において、アナログ盤ならではの温かみのある音質や、ジャケットのアートワークを楽しむことができる点が、音楽ファンから支持されている理由の一つでしょう。予約完売が続出していることからも、その人気の高さが伺えます。
南野陽子の40年にわたる音楽活動の軌跡を辿るこの記念レコードは、彼女のファンはもちろん、当時のアイドル文化に触れた世代にとっても、特別な一枚となることでしょう。