緊急避妊薬、処方箋なしで薬局へ!薬剤師指導で来春にも購入可能に

緊急避妊薬(アフターピル)が処方箋なしで購入可能に!

望まない妊娠を防ぐための緊急避妊薬(アフターピル)が、ついに医師の処方箋なしで薬局で購入できるようになる見込みです。厚生労働省の専門家部会がこの方針を了承し、来年春頃にも実現する可能性があります。

これまで日本では、緊急避妊薬の入手には医師の診察と処方箋が必要でした。しかし、性行為から72時間以内の服用が効果的であることから、より迅速なアクセスを求める声が市民団体などから上がっていました。

購入条件は?

  • 薬剤師による対面販売のみ
  • 薬剤師からの説明を受け、その場で服用
  • 年齢制限なし
  • 親の同意不要(未成年者の場合も)

購入できるのは、専門の研修を受けた薬剤師に限られます。薬剤師は、薬の効果や服用方法、注意点などを丁寧に説明し、服用をサポートします。

なぜ今、処方箋なし販売へ?

厚生労働省は、これまで有識者や市民団体などで作る検討会や薬局での試験的な販売を行い、販売方法のあり方を検討してきました。その結果、より多くの人が必要な時に迅速に薬を入手できるよう、処方箋なしでの販売が適切であると判断されました。

今後の見通し

厚生労働省は、今回了承された方針について、パブリックコメントなどを実施し、正式に承認する予定です。通常、承認までは3~4か月程度かかるため、来年春以降には薬局で処方箋なしで購入できるようになる可能性が高いです。

緊急避妊薬の処方箋なし販売は、女性の健康と権利にとって大きな一歩となるでしょう。

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