女優ののんさんが、改名から9年を迎え、その多岐にわたる活躍で再び注目を集めています。能年玲奈から「のん」へと改名し、新たなスタートを切ってから、彼女は俳優業にとどまらず、歌手、絵本作家、ボイスアクト、映画監督として才能を発揮し、その活動の幅を広げてきました。
9年間の軌跡:女優からマルチな才能へ
2016年のアニメ映画『この世界の片隅に』での声優としての演技は、第11回声優アワード特別賞をはじめとする数々の賞を受賞。そして2024年には、第16回伊丹十三賞を受賞するなど、その多岐にわたる活躍が評価されています。
のんさんを支えるのは、彼女自身が「チームのん」と呼ぶスタッフたちです。再出発を宣言してから9年、スタッフとの再会時に見せる笑顔は、9年前と変わらず輝いていると報じられています。
俳優業への回帰と新たな挑戦
今年は特に俳優業での活躍が目立っています。DMM TVのドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』では殺し屋に転職したOLを演じ、TBS系ドラマ『キャスター』では11年ぶりの民放ドラマ出演を果たしました。Netflixの映画『新幹線大爆破』では運転士役を演じ、日本で1位、世界でも2位という大ヒットを記録しました。
ABEMA『MISS KING/ミス・キング』で新境地
9月29日からABEMAで配信されるドラマ『MISS KING/ミス・キング』では、家族を捨てた天才棋士の父に将棋で復讐する飛鳥役という、これまでのイメージとは異なる難役に挑戦します。自身の代表作であるNHKの『あまちゃん』とは真逆の役柄に、どのように挑むのか、注目が集まっています。
のんさんは、「これまで(実写で)不幸な役を演じたこと自体はあるにはあるんですけど――そんなに不幸そうにしてなかったり、コメディータッチだったりで、間違いなく飛鳥が一番不幸ですね」と語っています。
今後の活躍に期待
改名から9年、様々なジャンルで才能を開花させてきたのんさん。今後、どのような活躍を見せてくれるのか、目が離せません。