JR山田線、秋の計画運休を発表！その理由は？
JR東日本盛岡支社は、山田線の一部区間において、2024年秋に計画運休を実施すると発表しました。対象区間は、上米内駅（盛岡市）～宮古駅間の一部列車で、期間は10月6日から11月21日までとなります。
今回の計画運休の主な原因は、落ち葉による車輪の空転です。例年、この時期になると線路に落ち葉が堆積し、列車がスムーズに走行できなくなる事態が発生しています。特に山田線では、過去に大幅な遅延が頻発しており、対策が急務となっていました。
なぜ落ち葉で列車が止まる？
落ち葉が線路に付着すると、車輪との摩擦が低下し、空転を引き起こしやすくなります。特に、雨天時には落ち葉が水分を含み、より滑りやすくなるため、空転のリスクが高まります。空転が発生すると、列車の速度が低下したり、最悪の場合、停止してしまうこともあります。
通勤・通学への影響は？代替輸送手段は？
今回の計画運休は、通勤・通学時間帯にも影響が出ることが予想されます。JR東日本は、利用者の多い区間での安定輸送を目的として、今回の措置を決定しました。運休区間においては、盛岡～上米内駅間は終日折り返し運転となり、川内～宮古駅間では一部列車が運休となります。
なお、JR東日本は、今回の運休期間中に代行バスの運行は行いません。ただし、山田線と並走する岩手県北バスの106特急・急行バスへの振替輸送が利用可能です。利用者は、事前に運行状況を確認し、時間に余裕を持って移動するようにしましょう。
今後の対策は？
JR東日本では、落ち葉対策として、線路周辺の樹木伐採や、散水車の導入など、様々な対策を講じています。しかし、根本的な解決には至っておらず、毎年、同様の問題が発生しています。今後の技術革新によって、より効果的な対策が実現することを期待します。
今回の計画運休に関する詳細な情報や、最新の運行状況については、JR東日本の公式サイトをご確認ください。