兵庫県参院選、SNSが選挙戦を左右!?
参議院選挙兵庫選挙区(改選数3)において、SNSの影響力が顕著になっていることが明らかになりました。神戸新聞NEXTの報道によると、選挙戦の中盤から後半にかけて、候補者名のX(旧Twitter)上での表示回数に大きな変動が見られました。
候補者間のSNS露出度に大きな差
10月10日から16日までの1週間で、立候補者13名の名前の表示回数を調査した結果、公示後1週間の前半(10月3日~9日)と比較して、5名の表示回数が増加しました。しかし、最上位と最下位の表示回数の差は約540倍にも拡大し、SNS戦略の巧拙が選挙結果を大きく左右する可能性を示唆しています。
特に、諸派元職の立花孝志氏が約20万2200回と最も多く表示され、前半から約5万2400回の増加を見せました。一方、無所属新人の泉房穂氏は約10万9800回で、約1万6千回減少しました。公明党現職の高橋光男氏は約3万2500回で、約6千回増加しました。
選挙戦におけるSNSの重要性
XやYouTubeなどのSNSは、政治や選挙に関する情報源としてますます重要になっています。昨年の兵庫県知事選でも、有権者の投票行動に影響を与えたとされています。今回の参院選でも、SNS戦略が候補者の当落を大きく左右する可能性があります。
SNS分断の余波
2025年の参院選に向けて、SNSの分断が選挙戦に及ぼす影響も懸念されています。SNSを活用した選挙活動は、候補者の露出度を高める一方で、情報操作や偏った意見の拡散などのリスクも伴います。有権者は、SNS上の情報に惑わされることなく、候補者の政策や実績をしっかりと見極める必要があります。
- SNSでの情報収集は重要だが、鵜呑みにしない
- 候補者の政策や実績を多角的に評価する
- デマやフェイクニュースに注意する