速報!明日のFX戦略:米小売売上高と英国失業率に注目
明日の外国為替市場(FX)の動向を左右する可能性のある重要な経済指標が発表されます。特に注目すべきは、米国の小売売上高と英国の失業率です。これらの指標の結果次第では、円安がさらに加速する可能性も考えられます。
英国の失業率:ポンドの行方を左右
まず、英国の8月失業率が日本時間15:00に発表されます。前回は4.4%でしたが、市場予想はまだ発表されていません。7月には4.7%まで上昇し、2021年7月以降で最も高い水準となっています。雇用者数も2024年秋以降、減少傾向にあります。最低賃金の引き上げや国民保険料の企業負担増が、企業の雇用抑制につながっている可能性があります。もし失業率が悪化すれば、ポンドに対する売り圧力が強まるでしょう。逆に、予想を上回れば、ポンド買い戻しが進むと考えられます。
米国の小売売上高:ドル円相場への影響は?
次に、米国の8月小売売上高が日本時間21:30に発表されます。前回は0.5%増でしたが、市場予想は0.2%増と減速が見込まれています。7月の小売売上高は2カ月連続で増加しましたが、これはトランプ関税の影響で値上げ前の駆け込み需要があったとの見方もあります。雇用情勢が弱含みの中、個人消費がどこまで経済を支えているのかが注目されます。もし小売売上高が堅調であれば、ドルをサポートするでしょう。しかし、振るわない結果となれば、ドル安が進む可能性があります。
日経平均株価と円安の連動
昨日(9月10日)の海外市場では、米生産者物価指数(PPI)の予想外の低下を受けて利下げ期待が再燃し、ハイテク株を中心に上昇しました。本日は日本株が史上最高値を更新し、為替市場では円安が一段と進行しています。日経平均株価は終値として初めて4万4000円を超え、史上最高値の4万4372円50銭を記録しました。ドル円相場も一時147.96レベルまで上昇し、円安の動きが加速しています。これらの経済指標と市場の動向を注視し、明日のFX戦略を立てることが重要です。
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