北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催されたセレクトセール2025。今年も国内外から多くの注目を集め、過去最高となる落札総額を記録しました。特に話題となったのは、5億8000万円という破格の値段で落札されたイクイノックスの初年度産駒です。
「謎のバイヤー」ネブラスカレーシングとは?
この超高額馬を落札したのは、「ネブラスカレーシング」という謎に包まれたバイヤー。主催者によるインタビューもセール会場での取材も一切受けず、その正体は謎に包まれています。英国のレーシングポストは、「ネブラスカレーシングを主導しているのは日本の既存馬主である」と報じています。
落札馬はあの名馬の仔!
落札されたのは、サウジCの初代王者であるミッドナイトビズーを母に持つ牡馬。両親ともに「世界一」と称されるほどの血統を受け継いでおり、その将来に大きな期待が寄せられています。
藤田晋社長も22億円の大盤振る舞い!
サイバーエージェントの藤田晋社長も、セレクトセールに5度目の参加。今年は13頭を落札し、総額22億円という大盤振る舞いを見せました。特に高額だったのは、レイデオロを父に持つ「フォエヴァーダーリングの2024」(3億円)、コントレイルを父に持つ「パリスビキニの2024」(2億8000万円)、そしてイクイノックスを父に持つ「ムーチョアンユージュアルの2025」(2億6000万円)です。
ウマ娘効果?競馬界への還元
藤田社長は、子会社が運営するゲーム「ウマ娘 プリティダービー」の大ヒットを受け、「競馬界に還元したい」という思いから馬主になったとのこと。落札した馬たちが、今後の競馬界を盛り上げてくれることを期待しましょう。
セレクトセール高額落札馬トップ10
セレクトセール2025の当歳部門で高額落札された上位10頭は以下の通りです。
- ミッドナイトビズーの25(牡、父イクイノックス):5億8000万円
- シンプリーグロリアスの25(牡、父キタサンブラック):5億円
- ゴーイングトゥベガスの25(牡、父イクイノックス):4億5000万円
- ファイアバーンの25(牡、父キズナ):3億2000万円
- グローバルビューティの25(牡、父イクイノックス):3億1000万円
- ソーテルヌの25(牡、父Frankel):3億円
今年のセレクトセールも、多くのドラマと興奮に包まれました。来年のセレクトセールにも注目が集まります。