福井県敦賀市にある無人島、水島。その美しいビーチと透明度の高い海から「北陸のハワイ」とも呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れます。しかし、今シーズン、その海開きが延期されるという事態が発生しました。
海開き直前に旅客船の運航許可が下りず
当初、7月15日に予定されていた海開きですが、島への唯一のアクセス手段である旅客船の運航許可が国土交通省から下りず、延期を余儀なくされました。運航会社である近江トラベルは、5月下旬に新しい船を購入し、万全の体制で海開きに臨む予定でしたが、許可が間に合いませんでした。
去年のトラブルも影響?
実は、近江トラベルは昨年、船体に亀裂や浸水がある状態で乗客を乗せて運航していた問題が発覚し、略式起訴されています。この過去のトラブルが、今回の運航許可の遅れに影響している可能性も考えられます。
地元旅館からは悲鳴
水島は、周囲約800メートルの小さな島ですが、夏には多くの家族連れが海水浴を楽しむ人気のスポットです。海開き延期は、夏の観光シーズンを当てにしている周辺の旅館にとって大きな痛手となります。旅館関係者からは「水島が全てなので、本当に困る」といった悲痛な声が上がっています。
今後の見通しは?
現時点では、海開きの開始日は未定です。国土交通省の許可が一日も早く下り、水島が再び多くの観光客で賑わう日が来ることを願うばかりです。
- 水島は福井県敦賀市にある「北陸のハワイ」
- 海開きは旅客船の運航許可遅れで延期
- 周辺旅館は観光シーズンへの影響を懸念
敦賀市では猛暑日を記録
7月9日、敦賀市では最高気温36.2℃を記録し、今年初の猛暑日となりました。本格的な夏が到来する中、水島の海開き延期は、地元の人々にとっても残念なニュースです。