元KAT-TUNの上田竜也さんが、初の小説『この声が届くまで』を刊行し、ベストセラーランキングに登場しました。この作品は、上田さん自身のグループ活動と重なる、仲間への熱い想いを込めた青春群像劇です。
10年の構想を経て完成
物語は、結成から10年を迎えるも、世間の注目を浴びることなく活動を続けてきたバンド「zion(シオン)」のメンバーたちが、ぶつかり合いながらも憧れの武道館を目指す姿を描いています。上田さんは、3人目のメンバーが脱退することが決まった頃から、この作品を書き始めたと明かしています。
「主人公はほぼ僕です」
上田さんは、公式サイトのコメントで、主人公・龍について「ほぼ僕ですね」と語っており、自身の経験や思いを強く反映した作品であることがうかがえます。仲間との絆、夢を追いかけることの難しさ、そしてそれを乗り越える力など、上田さんの熱いメッセージが込められています。
なぜ小説を書いたのか?
上田さんは、3人となったグループの仕事を生み出すために小説を書き始めたと語っています。誰かを頼るより、自分で作っちゃったら早いと思ったそうです。また、小説を通して、自身のグループへの想いを成就させたいという気持ちもあったようです。
読者へのメッセージ
上田さんは、「この物語が皆さんの心に寄り添い、力になれたら嬉しいです」と語っています。困難に立ち向かい、仲間と乗り越えようとする登場人物たちの姿は、多くの読者に勇気と希望を与えるでしょう。
ベストセラーランキングに登場
『この声が届くまで』は、トーハンの週間ベストセラーで第3位にランクインしました。上田さんのファンはもちろん、青春小説や音楽が好きな方にもおすすめの一冊です。