ヨーロッパ各地で記録的な熱波、深刻な影響
ヨーロッパ各地が記録的な熱波に見舞われ、各国で警戒が強まっています。スペインでは46℃を超える異常な高温を記録し、フランスのパリでも40℃に達する予想が出ています。熱中症患者の急増や山火事の発生など、深刻な影響が出ており、人々の生活に大きな支障をきたしています。
スペイン、ポルトガルで46℃超えの記録的猛暑
スペイン南部では、エル・グラナドという町で6月28日に46℃を記録し、6月の最高気温を更新しました。ポルトガルでもモーラで46.6℃を記録するなど、イベリア半島を中心に記録的な暑さとなっています。当局は、体調管理に十分注意するよう呼びかけています。
パリも連日猛暑日、最高レベルの熱波警報
フランスのパリでも連日猛暑日が続いており、7月1日には最高気温が40℃に達すると予想されています。フランス気象庁は、パリを含む地域に最高レベルの「熱波警報」を6年ぶりに発令し、警戒を呼びかけています。
学校の休校や公共施設の開放などの対策
フランスでは、一般の住宅や学校にエアコンが設置されていないことが多いため、公共施設を「冷房避難所」として開放するほか、約1350の公立学校を休校にするなどの措置がとられています。イタリアでも、ローマやミラノを含む少なくとも16都市で高温警報が発令され、北部ロンバルディア州では日中の屋外での業務禁止を計画しています。
気候変動対策の重要性
今回のヨーロッパの熱波は、気候変動の影響が深刻化していることを改めて示しています。地球温暖化対策を強化し、持続可能な社会を築くことが、ますます重要になっています。
- 熱中症対策を徹底しましょう。
- こまめな水分補給を心がけましょう。
- 日中の外出は避けましょう。
- エアコンや扇風機を適切に利用しましょう。