長野県大鹿村で痛ましい事故が発生
長野県大鹿村で、キノコ採りをしていた78歳の男性が遺体で発見されました。警察は、男性がクマに襲われた可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
男性は10月2日から行方不明となっており、3日朝、警察と消防団が捜索した結果、山林内で倒れているところを発見されました。遺体には顔や首に引っかかれたような傷があり、クマによる襲撃を疑う状況となっています。
相次ぐクマの出没
近年、大鹿村を含む長野県内では、クマの出没が相次いで報告されています。民家への侵入や、農作物を食い荒らすなどの被害も発生しており、住民の不安が高まっています。
- クマに襲われ3人重軽傷、家の中に侵入する事例も
- シャインマスカットなど高級ブドウが食い荒らされる被害
- ニワトリがクマに襲われ26羽が死亡
クマ対策の重要性
今回の事故を受け、大鹿村ではクマ対策の強化が求められています。住民への注意喚起はもちろん、クマの生息域への立ち入りを控える、クマよけの鈴やラジオなどを携帯するなどの対策が重要です。
専門家は「クマは人間を襲うことを避ける傾向があるが、遭遇した場合は冷静に対処することが大切」と指摘しています。背を向けずにゆっくり後退し、大声を出したり、物を投げたりすることは逆効果になる可能性があるとのことです。
今後の情報に注意
警察は引き続き、事故の原因究明を進めるとともに、住民への注意喚起を徹底する方針です。大鹿村を訪れる際は、最新の情報を確認し、十分な注意を払うようにしてください。