全米オープンテニス、女子シングルス3回戦で、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)がリンダ・ノスコバ(チェコ)との同胞対決を制し、ベスト16進出を決めました。試合は、ムチョバが6-7(5), 6-4, 6-2で逆転勝利を収めるという劇的な展開となりました。
激戦を制したムチョバ、次戦へ意気込み
第1セットをタイブレークで落としたムチョバでしたが、第2セット以降は持ち前の粘り強さを発揮し、ノスコバの勢いを止めました。特に第3セットでは、2度のブレークに成功し、試合の流れを完全に引き寄せました。試合時間は2時間26分に及び、両者とも全力を出し切る激戦となりました。
五輪ペア対決、友情と勝利の狭間で
ムチョバとノスコバは、昨年のパリオリンピックで女子ダブルスに出場し、銅メダルまであと一歩と迫ったペアでもあります。試合後、ムチョバは「リンダは本当にいい子。友人と対戦するのは決して気分のいいことじゃないけど、テニスでは仕方ないことね。3回戦で当たったのは残念だったけど、今日は勝ち進むことができてよかった」と語り、友情と勝利への複雑な思いを明かしました。
- カロリーナ・ムチョバ: 第11シード、チェコ出身
- リンダ・ノスコバ: 第21シード、チェコ出身
- 試合結果: 6-7(5), 6-4, 6-2 (ムチョバ勝利)
ムチョバは、過去2年連続で全米オープンのベスト4に進出しています。次戦では、さらなる高みを目指し、準々決勝進出をかけて戦います。彼女の活躍に、引き続き注目が集まります。