北海道・雌阿寒岳の噴火警戒レベル引き上げ
本日、札幌管区気象台は、北海道の雌阿寒岳の噴火警戒レベルを1から2(火口周辺規制)に引き上げました。これは、9月11日からの火山活動の活発化と、本日15日の現地観測で熱活動の活発化が確認されたことを受けた措置です。
警戒区域と注意点
釧路市、足寄町では、ポンマチネシリ火口から約500メートルの範囲で警戒が必要です。この範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体の指示に従い、危険な地域には立ち入らないでください。
また、風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあります。風向きに注意し、必要に応じて屋内への避難などの対策を講じてください。
今後の見通し
気象台は、今後も火山活動の状況を注視し、必要に応じて噴火警戒レベルの引き上げや避難指示などの情報発表を行います。最新の情報に注意し、適切な防災行動をとるように心がけてください。
過去の活動状況
雌阿寒岳では、9月11日から火山性地震が増加しており、12日には火山性微動も観測されました。噴気の量も増加しており、引き続き注意が必要です。
- 9月11日からの火山性地震の増加
- 9月12日の火山性微動の観測
- ポンマチネシリ火口からの噴気量の増加
今後の情報に注意し、安全な行動を心がけましょう。