ドンナルンマの次なる舞台はトルコか?
パリ・サンジェルマン(PSG)の守護神、ジャンルイジ・ドンナルンマの去就が大きな注目を集めています。2021年にPSGに加入以来、不動の地位を築いてきたドンナルンマですが、近年クラブとの契約延長交渉が難航。クラブはリールからリュカ・シュヴァリエを獲得し、世代交代の兆しを見せています。
契約満了まで残り1年を切った今夏、ドンナルンマは退団を表明し、サポーターに別れを告げました。移籍先候補として有力視されているのは、ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティ。チームは多くのポジションで世代交代を進めており、30代のエデルソン・モラレスとシュテファン・オルテガが放出候補に挙がっています。
ドンナルンマとマンチェスター・シティはすでに個人合意に達していると報じられていますが、シティはエデルソンを放出した場合にのみ、イタリア代表GKの獲得を検討している状況です。エデルソンにはトルコのガラタサライが関心を寄せているものの、移籍交渉は難航。両クラブ間の移籍金に対する認識の差が大きく、合意には至っていません。
ガラタサライが急浮上
そんな中、新たな展開が。Team Talkの記者、ルディ・ガレッティ氏によると、エデルソンの獲得を目指すガラタサライが、ドンナルンマの獲得も検討しているとのことです。すでにPSGとの話し合いも行われており、移籍金ゼロ、将来の再売却条項を含む契約になる見込みです。
ドンナルンマ自身がクラブからの退団を表明していることもあり、PSG残留の可能性は低いと予想されます。2026年のワールドカップを見据え、出場機会を確保するためにも、早急な移籍先決定が望まれます。
マンCへの移籍は依然として不透明
マンチェスター・シティは、ルイス・エンリケ監督によって今シーズンPSGのチームから外されたドンナルンマの獲得に約3000万ユーロを支払う用意があると報じられています。しかし、エデルソン売却が実現しない限り、この移籍は進展しない可能性があります。マンCは今夏、バーンリーからジェームズ・トラフォードを獲得しており、GK陣の層は厚くなっています。
打開策が見つからない場合、ドンナルンマは2026年1月までベンチ入りを余儀なくされる可能性も。これは、2026年ワールドカップで先発の座を維持するという彼の野望にとって大きなリスクとなります。