町田警察署長、女性署員へのセクハラ発言で辞職
警視庁町田警察署の59歳の署長が、女性署員に対するセクハラ発言を理由に、警視総監注意の処分を受け、辞職しました。問題となった発言は、署員との懇親会の場で飛び出したとされています。
具体的には、警察官の寮に入る女性署員に対し、「寮では自炊をしないので花嫁修業で苦労する」といった内容の発言があったとのことです。また、「出生率が下がる」といった発言も問題視されています。さらに、別の場では、女性署員のメイクや体型に関する不適切な発言もあったと報じられています。
警視庁の対応
警視庁は、これらの発言をセクハラと認定し、署長に対し警視総監注意の処分を下しました。署長はその後、8月18日付で辞職しています。調査に対し、署長は「職員との接し方には気をつけていたつもりだった。本当に申し訳ないと思っている」と話しているということです。
警視庁は「不適切な言動と言わざるを得ず警察署長という立場に照らし厳正に処分した」としています。
相次ぐ不祥事
近年、警察官による不祥事が後を絶ちません。今回のセクハラ発言による署長の辞職も、その一例と言えるでしょう。警察組織全体における倫理観の向上と、再発防止に向けた取り組みが求められています。
- セクハラ防止研修の徹底
- 相談窓口の充実
- 内部通報制度の強化
これらの対策を通じて、より信頼される警察組織の構築が期待されます。