北海道白老町にあるアイヌ文化施設「民族共生象徴空間ウポポイ」が、開業5周年を迎えました。2日には記念式典が開かれましたが、年間来場者数は目標の100万人に届かず、減少傾向が続いています。
来場者数、目標に届かず苦戦
ウポポイは、アイヌ文化の復興・発展の拠点として2020年7月に開業。これまでに150万人が訪れましたが、年間目標には遠く及ばない状況です。伊東良孝アイヌ施策担当相は、大阪・関西万博でのアイヌ民族舞踊公演に期待を寄せ、「努力の積み重ねや良さが伝わることで来場者数が増えることを期待する」と述べました。
関係者からは改善を求める声
式典では、大川勝北海道アイヌ協会理事長も、交通アクセスの改善など誘客増へ取り組みを求めました。今後は、国立アイヌ民族博物館の展示の改善や、地域との連携強化を図り、来場者増加を目指します。
- 国立アイヌ民族博物館の展示改善
- 地域との連携強化
- 交通アクセスの改善
ウポポイが年間来場者数100万人を達成するためには、更なる魅力発信とアクセス改善が不可欠です。今後の展開に注目が集まります。