IHI、次世代リーダー育成へ!元宇宙飛行士・野口聡一氏をアカデミー長に

IHI、未来を担う経営人材育成を加速

IHI(株式会社IHI)は、井手博社長の主導のもと、次世代の経営人材育成に力を入れています。その中核となるのが、2023年に設立された「IHIアカデミー」です。2025年までに600人の育成を目標とし、今年4月には、IHI OBであり、元宇宙飛行士の野口聡一氏をアカデミー長として迎えました。

井手社長は、変化の激しい経営環境に対応できる人材の必要性を強く感じ、IHIアカデミーを発案しました。アカデミーでは、希望する社員が実際の経営課題をテーマにしたプログラムに参加し、実践的な学びを深めます。2025年3月時点で、目標の6割強にあたる約380人が受講を終え、部署の垣根を越えた学びが、所属部署での課題解決に積極的に活かされているとのことです。

元宇宙飛行士・野口聡一氏がもたらす新たな視点

アカデミー長に就任した野口聡一氏は、IHI時代に航空宇宙事業本部でジェットエンジンの設計や性能試験業務などを担当し、航空エンジニアとして超音速旅客機のエンジン開発にも携わりました。宇宙飛行士としての経験に加え、技術者としてのバックグラウンドも持つ野口氏が、受講生にどのような刺激を与え、新たな視点をもたらすのか、期待が高まります。

日本企業の雇用形態の多様性

近年、日本企業では欧米流の「ジョブ型」雇用形態が注目されています。職務を明確にすることで専門性を高める効果が期待できる一方、キャリア形成の幅が狭まるという指摘もあります。IHIは、IHIアカデミーを通じて、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、多様なキャリアパスを支援することで、組織全体の成長を目指しています。

ADR日本株ランキング:ソフトバンクGなど全般買い優勢

一方、ADR(米国預託証券)の日本株は、対東証比較で、日本郵政、ゆうちょ銀行、ソフトバンクGなどが下落し、全般売り優勢となっています。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比225円安の43145円です。米国株式市場は続伸しており、今後の動向が注目されます。

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