サッカー元日本代表、釜本邦茂さんの告別式が大阪で執り行われ、多くの関係者が故人を偲びました。男子歴代最多得点記録保持者であり、日本サッカー界の発展に大きく貢献した釜本さんの突然の訃報に、深い悲しみが広がっています。
告別式には約170人が参列
告別式には、日本サッカー協会の田嶋幸三名誉会長、ガンバ大阪で釜本さんが監督を務めた永島昭浩さんら、サッカー関係者や親交のあった人々約170人が参列しました。祭壇には遺影のほか、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得した際の写真も飾られ、参列者は偉大なストライカーの功績を偲びました。
松平健さんも弔辞
俳優の松平健さんも弔辞を読み、「大阪での仕事のたびに家に招待してもらい、楽しい時間を過ごさせていただいた。長い闘病の苦しみから解放され、安らかに眠ってください」と故人を偲びました。松平さんは釜本さんと親交が深く、その別れを惜しむ様子が参列者の心を打ちました。
釜本邦茂氏の功績
釜本邦茂氏は、1960年代から70年代にかけて日本サッカー界を牽引し、メキシコオリンピックでの銅メダル獲得に大きく貢献しました。その活躍は、当時のサッカー人気を支え、後のJリーグ発足へと繋がりました。しかし、現代の若いサッカーファンの中には、釜本氏を知らない人も少なくありません。多くの監督たちが釜本氏について語るものの、実際にプレーを見たことのある人は限られています。
- 男子歴代最多の75得点
- メキシコオリンピック銅メダル獲得
- 日本サッカーリーグ(JSL)の発展に貢献
告別式では、ガンバ大阪のユニフォームや関係者が名前を書いたサッカーボールが棺に納められ、FIFA Anthemが流れる中、出棺が行われました。参列者は最後の別れを告げ、釜本邦茂氏の功績を胸に刻みました。