草間彌生の世界が千葉に!現代美術展で水玉に溺れる?

千葉市美術館で、戦後の日本美術史を辿る企画展「未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開催中です。この展覧会では、美術館が所蔵する草間彌生や河原温など、現代美術の巨匠たちの作品が一堂に会し、貴重な鑑賞機会を提供しています。

草間彌生の圧倒的な世界観

世界的に有名な現代アーティスト、草間彌生の展示室は、その力強い作品群に圧倒されます。水玉や網目模様が繰り返され、増殖していく独特の作風は、観る者を魅了し続けます。展示室の中央には、草間彌生の活動の原点とも言える作品、「最後の晩餐」と「幻の青春をあとにして」が展示され、強い存在感を放っています。

初期作品から90年代の作品まで

1957年の渡米後にニューヨークで描かれた「無限の網(Infinity Nets)シリーズ」をはじめ、初期の代表作から90年代に手がけた作品まで、計19点が展示されています。草間彌生の創造の軌跡を辿ることができる、貴重な機会です。

河原温の「Todayシリーズ」

コンセプチュアル・アーティスト、河原温の代表作「Todayシリーズ」も展示されています。単色のキャンバスに制作年月日だけを描いた作品群は、1994年の12カ月分と、1985年6月2日から1週間分の合計19点をまとめて鑑賞できます。また、1984年から100万年後までの年号を羅列した10冊の本も展示されています。

この企画展は、現代美術に触れる絶好の機会です。ぜひ千葉市美術館に足を運び、草間彌生や河原温らの作品を通して、現代美術の奥深さを体験してください。

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