八月納涼歌舞伎開幕!勘九郎、父・勘三郎の当たり役を継承

歌舞伎座で「八月納涼歌舞伎」が開幕し、連日熱気に包まれています。今年の注目は、中村勘九郎さんが父・十八世中村勘三郎さんの当たり役である『野田版 研辰の討たれ』を20年ぶりに上演することです。

革新的な野田版歌舞伎

『野田版 研辰の討たれ』は、劇作家・野田秀樹さんが古典作品を現代的な視点で再構築した「野田版歌舞伎」の第一弾として2001年に初演され、大きな話題を呼びました。勘三郎さんの研辰は、その奇抜な衣裳とエネルギッシュな演技で観客を魅了しました。

若き才能が結集

今回の舞台では、勘九郎さんが辰次を、市川染五郎さんが平井九市郎を、そして中村勘太郎さんが平井才次郎を演じます。父から受け継いだ役を、それぞれの個性を活かして演じる若き才能たちの熱演に、観客からは大きな拍手が送られています。

  • 中村勘九郎: 守山辰次
  • 市川染五郎: 平井九市郎
  • 中村勘太郎: 平井才次郎

舞台写真も公開

歌舞伎座では、今回の公演の特別ビジュアルが公開されています。フォトグラファー・TAKAYさんが撮影したこのビジュアルは、辰次の迷彩柄の衣裳をモチーフにした奇抜で印象的なデザインが特徴です。また、舞台写真も公開されており、舞台の熱気を間近に感じることができます。

八月納涼歌舞伎は、8月26日まで歌舞伎座で上演されます。この夏、歌舞伎の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

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