東京の下町、葛飾区立石。せんべろの聖地として知られるこの街に、ひっそりと佇む焼肉店「焼肉幸泉」。その二代目店主、安龍秀さんの情熱に迫る『情熱大陸』の放送内容を深掘りします。
立石仲見世の小さな名店「焼肉幸泉」
立石仲見世商店街の一角にある「焼肉幸泉」は、一階がカウンター席、二階が座敷というこぢんまりとした店構え。しかし、その味は口コミで広がり、今や予約困難な人気店となっています。
40年の歴史を受け継ぐ
安さんは、40年間店を守ってきた祖母から30歳の時に店を受け継ぎました。立石で生まれ育ち、祖母の焼肉を食べて育った安さんにとって、「焼肉幸泉」は自身のルーツそのもの。「おばあちゃんが守ってきた店を僕の代で潰すわけにはいかなかった」と、高校卒業後すぐに焼肉の修行に出たそうです。
SNSで話題沸騰！予約殺到の理由
当初はお客さんが少ない日もあったそうですが、SNSを通じて店の評判は瞬く間に拡散。わずか2ヶ月ほどで予約で埋まるほどの人気店となりました。秘伝のタレはもちろん、安さんの人柄も人気の理由でしょう。
再開発の危機
しかし、人気絶頂の「焼肉幸泉」には、再開発という大きな問題が立ちはだかります。商店街一帯が再開発でなくなる可能性があり、2026年末以降の予約を受けられない状況です。商店街でずっと店を続けるつもりだった安さんにとって、再開発の話は大きな衝撃だったことでしょう。
今後の「焼肉幸泉」
番組では、煙モクモクの厨房で立ちっぱなしで仕込みや調理、接客に励む安さんの姿が描かれています。再開発という困難に直面しながらも、祖母から受け継いだ味と店を守り抜こうとする安さんの情熱に、これからも目が離せません。
立石を訪れた際は、ぜひ「焼肉幸泉」に足を運んでみてください。ただし、予約は必須です！