黒崎播磨、株価急騰の理由は?配当見送りと増益発表の真相に迫る!

東証プライム市場に上場する黒崎播磨(くろさきはりま)が、直近で複数の重要な発表を行いました。株価に影響を与える可能性のあるこれらの発表内容を詳しく見ていきましょう。

年間配当の見送り

8月1日の大引け後、黒崎播磨は2026年3月期の年間配当を見送る方針を発表しました。これはTOB(株式公開買い付け)に伴う決定とのことです。従来は1株あたり115円の配当を予定していましたが、この計画は撤回されました。

上期経常利益は7%増益、上期配当は10円増配

一方で、7月29日の発表では、2026年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比9.7%増の39億円に増加したことが明らかになりました。さらに、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想も、連結経常利益が前年同期比7.0%増の70億円に伸びる見通しであることが示されました。

業績好調を受けて、従来未定としていた今期の上期配当を55円(前年同期は45円)実施する方針も発表されました。これは1株あたり10円の増配となります。

売上営業利益率の改善

直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は、前年同期の7.1%から8.0%に改善しました。これは黒崎播磨の収益性が向上していることを示唆しています。

投資家への影響

年間配当の見送りは短期的に株価にマイナスの影響を与える可能性がありますが、上期経常利益の増益や上期配当の増配はプラスの要因となります。投資家はこれらの情報を総合的に判断し、投資戦略を検討する必要があります。

黒崎播磨の今後の動向に注目が集まります。

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