記録的高温はいつまで続く?気象庁が最新1か月予報を発表
気象庁は7月31日、8月2日から9月1日までの1か月予報を発表しました。7月下旬に記録的な暑さに見舞われた日本列島ですが、8月に入ると暑さは幾分落ち着く見込みです。しかし、油断は禁物。平年より高い気温が予想され、厳しい暑さが続くことに変わりはありません。
太平洋高気圧は日本の南海上から西日本方面に張り出し、日本列島の上空には暖かな空気が流れ込みやすいため、九州から北海道にかけての平均気温は平年よりも高くなるでしょう。沖縄と奄美は平年並みの予想です。
北陸地方などで少雨傾向が解消へ
一方、中国大陸から北日本方面は気圧の谷の影響を受けやすくなります。北日本の日本海側や北陸では、1か月の降水量が平年並みか平年より多くなる見込みです。東北、北陸地方では7月の降水量が極めて少なく、少雨の傾向が続いていましたが、ようやく解消に向かう兆しが見えてきました。
関東以西の降水量は平年並みで、晴れて暑い日が多くなる予想です。台風の接近などがない場合は水不足が懸念されますので、節水を心がけましょう。
東北地方の3か月予報:気温は高く、降水量も多め
仙台管区気象台が発表した東北地方の向こう3か月(8月〜10月)の天候の見通しによると、暖かい空気に覆われやすいため、気温は高いでしょう。また、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすいため、降水量は平年並みか多いでしょう。
- 東北日本海側:気温は高く、降水量は平年並みか多い見込み。晴れの日が多いでしょう。
- 東北太平洋側:気温は高く、降水量は平年並みか多い見込み。天気は数日の周期で変わり、曇りや雨の日が多いでしょう。
8月以降も、こまめな天気予報のチェックと、状況に応じた対策が必要です。熱中症対策はもちろん、地域によっては大雨への備えも忘れずに行いましょう。