第107回全国高校野球選手権静岡大会の決勝戦が、いよいよ明日、草薙球場で行われます。対戦カードは、春夏通じて初の甲子園出場を目指す聖隷クリストファーと、強豪・静岡高校。両チームの熱い戦いが予想されます。
聖隷クリストファー、打線好調!
聖隷クリストファーは、準決勝の藤枝明誠戦で4-0と快勝。特に、5番を打つ谷口理一三塁手(3年)の活躍が光ります。藤枝明誠戦では先制点につながる三塁打を含む3安打を放ち、打線を牽引しました。谷口選手は昨夏に投手としてベンチ入りを経験していますが、昨秋から野手に転向。春には怪我で苦しみましたが、「何が何でも甲子園に行く」と強い覚悟で今大会に臨んでいます。決勝戦に向けて、静岡高校のエース左腕・吉田遥孔投手攻略をイメージし、練習に励んでいます。
静岡高校、エース吉田投手が鍵
一方、静岡高校は準決勝で東海大静岡翔洋を1-0で下し、決勝進出を決めました。エースの吉田遥孔投手(3年)は、準決勝で苦しい投球ながらも要所を締め、完封勝利を飾りました。打っても、決勝点となる二塁打を放つなど、投打にわたる活躍を見せています。池田新之介監督も「投打の柱」と信頼を寄せています。吉田投手は、試合中に修正する力に自信を持っており、決勝戦に向けて万全の状態で臨むことでしょう。
過去の対戦
両チームは昨夏の準決勝でも対戦しており、その際は聖隷クリストファーが逆転勝ちを収めています。静岡高校にとってはリベンジの機会となります。
決勝戦の見どころ
聖隷クリストファーの勢いのある打線と、静岡高校のエース吉田投手の対決が見どころです。どちらが勝利し、甲子園への切符を手にするのか、注目が集まります。
- 聖隷クリストファー:打線好調、谷口選手の活躍に期待
- 静岡高校:エース吉田投手が鍵、リベンジなるか