石破内閣、支持率急落で政権運営に暗雲
日本経済新聞とテレビ東京が実施した世論調査で、石破茂内閣の支持率が32%と政権発足以来最低を記録しました。これは6月の前回調査から5ポイントの低下であり、内閣を「支持しない」と答えた人は61%に上ります。参議院選挙での自民党の大敗を受け、石破首相の退陣が現実味を帯びてきました。
参院選では、自民党は議席を大きく減らし、一方で国民民主党や参政党が躍進しました。特に若年層からの支持は国民民主党や参政党に集まっており、自民党は高齢者層に支持を頼る構図が鮮明になっています。
石破首相は8月にも進退を最終判断する見通しです。今後の政局の行方に注目が集まります。
ポスト石破は誰?
石破首相の退陣が現実味を帯びる中、次期首相候補として様々な名前が挙がっています。毎日新聞の世論調査では、石破茂首相が20%でトップ、高市早苗前経済安全保障担当相が15%、国民民主党の玉木雄一郎代表と自民の小泉進次郎農相が8%で続いています。しかし、「わからない」と答えた人が31%と最も多く、混迷の度合いを示しています。
- 石破茂:支持率は高いものの、党内からの反発も根強い。
- 高市早苗:保守層からの支持が厚い。
- 玉木雄一郎:国民民主党の躍進を牽引。
- 小泉進次郎:若手ホープとして期待されるが、実績不足の声も。
今後の政局は、これらの候補者たちの動向によって大きく左右されるでしょう。
今後の展望
石破首相の退陣が避けられない状況の中、自民党は新たなリーダーシップを確立し、国民の信頼を回復できるのか。今後の政局から目が離せません。