日本列島は記録的な猛暑に見舞われています。各地で体温を超えるような危険な暑さが続いており、熱中症による救急搬送や死亡事例も相次いで報告されています。気象庁と環境省は、熱中症警戒アラートを広範囲に発令し、厳重な警戒を呼びかけています。
各地で記録的な暑さ
25日も全国的に気温が上昇し、福島市で38.4度、兵庫県豊岡市で38.2度、茨城県古河市で38.8度など、体温を超える危険な暑さを観測しました。東京都心でも35度を超える猛暑日となり、各地で熱中症警戒アラートが発令されています。北海道でも39度を観測するなど、記録的な暑さとなっています。
熱中症対策の徹底を
連日の猛暑で、熱中症による救急搬送が増加しています。東京消防庁によると、25日午後3時までに都内で55人が熱中症の疑いで救急搬送されました。熱中症を防ぐためには、以下の対策を徹底してください。
- エアコンを適切に使用し、涼しい環境で過ごす
- こまめな水分補給（経口補水液も有効）
- 外出時は日傘や帽子を使用し、直射日光を避ける
- 屋外での作業や運動は避け、こまめに休憩をとる
週間天気予報：来週も猛暑警戒
ウェザーニュースによると、来週も猛暑が続く見込みです。特に、東北から九州にかけては真夏の日差しが降り注ぎ、40℃に迫る暑さとなる可能性もあります。沖縄や小笠原諸島では台風の影響にも注意が必要です。こまめに最新の天気予報を確認し、早めの熱中症対策を心がけてください。
ゲリラ雷雨にも注意
日中の気温上昇により大気の状態が不安定になり、夕立やゲリラ雷雨が発生する可能性があります。雨雲が平野部や市街地に流れ込む可能性もあるため、空模様の変化に注意し、早めの避難を心がけてください。