ソニー、バンダイナムコHDに680億円出資！アニメ事業を強化か？
ソニーグループがバンダイナムコホールディングスの株式を約680億円で取得し、発行済株式総数の約2.5%を保有する株主になったことが発表されました。これはエンターテインメント業界に大きな波紋を呼んでいます。
今回の出資は、両社が戦略的な業務提携を結んだことによるもので、特にアニメ領域を中心としたIP（知的財産）ファンのコミュニティ拡大とエンゲージメント強化を目指すとのことです。ソニーグループは、ゲーム、音楽、アニメといった分野での相乗効果による成長を重視しており、IPを保有する企業への投資を積極的に行っています。
具体的な協業内容
- バンダイナムコが展開するIPの作品や商品・サービスを、ソニーの映像制作、配信、マーチャンダイジングなどのチャネルで展開
- アニメ・マンガなどのIPの共同開発および共同プロモーション
- 体験型エンターテインメントにおける企画・技術協力
これまでもゲームやアニメ、音楽などの分野で協業してきた両社ですが、今後はより幅広い領域での連携を強化していく方針です。エンターテインメント領域の技術やサービスの共同開発・運用を通じたクリエイター支援や、ファンエンゲージメント領域における共同出資なども検討されています。
今回の提携により、両社は互いの強みを活かし、世界中のファンに新たな感動体験を提供することを目指しています。今後の展開に注目が集まります。
KADOKAWAとの提携との比較
ソニーグループは昨年12月にもKADOKAWAと戦略的資本業務提携を行っており、今回のバンダイナムコHDとの提携と合わせて、IP戦略をさらに加速させる狙いがあると考えられます。これらの提携を通じて、ソニーグループはエンターテインメント業界におけるプレゼンスを一層高めていくでしょう。