自民党の河野太郎・選挙対策委員長代理が、森山裕幹事長の参院選大敗を受けての続投姿勢を強く批判し、辞表を提出したことが明らかになりました。河野氏は自身のX(旧ツイッター)で、「こういうところから直していかないと、自民党の再生はありません」と訴え、党内の刷新を強く求めました。
森山幹事長の責任問題
河野氏の批判は、参院選での自民党の歴史的な大敗を受けて、党幹部の責任を明確にすべきという考えに基づいています。特に、森山幹事長が選挙結果の責任を取らずに続投することに対し、「おかしい」と強い言葉で非難しました。一方で、石破茂首相の続投については、関税交渉の最中であることを理由に理解を示しています。
自身の進退について
河野氏は、自身も選対委員長代理の辞表を木原誠二選対委員長に預けたことを明らかにしました。この行動は、党内の刷新を求める姿勢を示すとともに、自身の責任を明確にする意図があると考えられます。
地元での得票誤認問題
さらに、森山幹事長は自身の選挙区である鹿児島4区における得票数を誤認していたことが判明し、謝罪する事態となっています。参院選における鹿児島選挙区では、自民党公認候補が無所属候補に敗れており、森山幹事長は当初、「自分の選挙区では勝っている」と発言していました。しかし、実際には自身の選挙区内でも自民党候補の得票数が下回っていたことが明らかになり、責任を問う声が上がっています。
今後の自民党の動向
河野氏の辞表提出と森山幹事長の責任問題は、今後の自民党の政局に大きな影響を与える可能性があります。党内からは、石破総裁の責任を追及する声も上がっており、党内の刷新と立て直しが急務となっています。
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