ジャングリア沖縄、いよいよ7月25日開業!期待と課題
沖縄県北部の今帰仁村に、7月25日、大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」がついに開業します。22のアトラクションが用意され、特に最先端のアニマトロニクス技術を駆使した恐竜体験や、気球からの絶景は大きな目玉となりそうです。年間を通じて多くの観光客を呼び込み、地域経済の活性化に貢献することが期待されています。
しかし、その一方で、周辺の観光施設との競合や、開業に伴う交通渋滞など、解決すべき課題も存在します。特に、パーク入り口の交差点における右折帯の設置工事は、開業直前の7月25日に間に合う見通しとなり、渋滞緩和への期待が高まっています。
雇用創出の期待と人材獲得競争の現実
ジャングリア沖縄は、正社員、契約社員、アルバイトを含め1500人の雇用を計画しており、地域雇用への貢献が期待されています。契約社員の月給は22万円、アルバイトの時給は1200円以上とされています。2026年度には名護市内に「高度観光人材」の研修施設を開設する予定もあり、人材育成にも力を入れています。
運営会社のジャパンエンターテイメント(JE)は、開業初年度で7万45人、15年間で88万1531人の雇用創出効果があると発表していますが、その算出根拠となる入場者数などの基礎資料は明らかにされていません。雇用政策に詳しい関係者からは「考えにくい数字」との声も上がっており、県内での経済波及効果には疑問の声も出ています。
沖縄県内の観光業界は慢性的な人材不足に悩まされており、ジャングリア沖縄の開業は、人材獲得競争を激化させる可能性も指摘されています。既存のホテルや観光施設からの人材流出を防ぎながら、地域全体で観光客を受け入れる体制を整えることが、今後の課題となるでしょう。
今後の展望
ジャングリア沖縄の開業は、沖縄経済に大きな影響を与える可能性があります。地域経済の活性化、雇用創出といったプラスの効果を最大限に引き出すためには、交通渋滞対策、人材育成、既存観光施設との連携など、様々な課題に真摯に取り組む必要があります。今後の動向に注目が集まります。