元大関・貴景勝、湊川親方として新たなスタート
昨年9月場所限りで引退した元大関・貴景勝、現在は湊川親方として後進の指導にあたりながら、10月4日(土)に開催される断髪式の準備に奔走しています。現役時代から50kgもの減量に成功したという親方は、以前よりもスッキリとした印象で、その笑顔も柔らかくなりました。
断髪式への想い
チケットはすでに完売とのことで、多くの人々が湊川親方の新たな門出を祝福しようと集まります。親方は断髪式を「感謝とお礼の場にしたい」と語り、当日足を運んでくれる人々が楽しめるよう、様々な準備を進めているとのことです。演目については、先輩方の断髪式を参考に、奇をてらうことなく、伝統的な形式で行う意向を示しています。
力士としての誇り
明治時代に断髪令が出され、力士だけが髷を結うことを許されたという歴史に触れ、湊川親方は髷を切り落とすことへの感慨深さを語ります。引退後も相撲への情熱は変わらず、若い力士たちの育成に力を注ぐ決意を新たにしています。
名古屋場所の思い出
NHKのテレビ解説では、序ノ口時代の相撲について「九州で寒くて会場もお客さんも全然いないですから、寂しいなと思いながら相撲を取った覚えがあります」と当時を振り返りました。また、現在の体重については「最近、量ってないんで…。現役のときに比べるとやっぱりやせたと思いますね」と語り、健康に気を遣っている様子が伺えます。
- 断髪式は10月4日開催
- 現役時代から50kg減量
- 若い力士の育成に意欲