ライフ、従業員の名札表記を役職・担当のみに変更！その背景とは？
大手スーパーマーケットチェーンのライフコーポレーションが、2025年7月16日より従業員の名札表記を変更したことを発表しました。これまでの「役職・担当部門＋名前（ひらがな）」から、「役職・担当部門のみ」の表記に変更されています。この変更の背景には、近年増加している顧客からの迷惑行為、いわゆる「カスタマーハラスメント（カスハラ）」対策があります。
ライフコーポレーションは、従業員が安心して働ける職場環境を整備するため、プライバシー保護を強化しました。実名表記を廃止することで、従業員が安心して業務に取り組めるよう配慮しています。2月にはカスハラ対策の基本方針も公表しており、今回の名札表記変更はその一環となります。
カスハラ対策は業界全体の流れ？セブンイレブンやマルエツも追随
従業員の名札表記変更は、ライフコーポレーションに限った話ではありません。セブン―イレブン・ジャパンやユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス（USMH）傘下のマルエツなど、他の大手企業でも同様の動きが見られます。これらの企業も、実名からイニシャルやスタッフ表示に変更することで、従業員のプライバシー保護を強化しています。
ライフコーポレーションの狙い：従業員満足度向上と企業イメージアップ
今回の名札表記変更は、従業員のプライバシー保護だけでなく、企業イメージ向上にも繋がると考えられます。従業員が安心して働ける環境を整備することで、従業員満足度を高め、より良いサービスを提供することを目指しています。また、カスハラ対策に積極的に取り組む企業として、社会からの評価も高まることが期待されます。
- 従業員の名札表記変更：役職・担当部門のみ
- 変更理由：カスハラ対策、プライバシー保護
- 他社事例：セブンイレブン、マルエツなども同様の対策
- ライフの狙い：従業員満足度向上、企業イメージアップ
ライフコーポレーションは、「お客様からも社会からも従業員からも信頼される日本一のスーパーマーケット」を目指し、今後も様々な取り組みを進めていくと考えられます。今回の名札表記変更は、その第一歩と言えるでしょう。