甲子園常連校、大阪桐蔭に異変の兆しが見えています。かつて「2-23」という大敗を喫した大阪学院大高が、近年力をつけ、大阪桐蔭の牙城を崩さんとばかりに勢いを増しています。その背景には、75人もの1年生部員の存在、そして北海道から入学したスーパー1年生の活躍があるようです。謎多き大阪学院大高に迫ります。
絶対王者、大阪桐蔭の苦戦
甲子園制覇9回を誇る名門、大阪桐蔭。西谷浩一監督の通算勝利数は歴代1位を更新し続けていますが、昨秋は近畿大会1回戦で敗れ、センバツ出場を逃しました。さらに、この春の近畿大会では東洋大姫路にコールド負けを喫するなど、苦戦が続いています。
世代交代の波か、新勢力の台頭か
藤浪晋太郎や森友哉を擁して春夏連覇を遂げた2012年以来、大阪桐蔭は高校野球界を牽引してきました。しかし、もしこの夏の甲子園出場を逃すようなことがあれば、その時代は終焉を迎えるかもしれません。西谷監督は「2季連続で甲子園を逃すわけにはいかない」と語っており、夏の大会にかける意気込みは相当なものです。
履正社も始動!夏の甲子園大阪大会
一方、昨秋王者の履正社も夏の甲子園大阪大会でコールド発進を決めました。今井珀翔と徳山翔守の継投リレーで無安打無得点を達成。暑さ対策として靴のインソールを導入するなど、万全の体制で甲子園を目指します。
打倒・大阪桐蔭!群雄割拠の大阪
大阪桐蔭、履正社を筆頭に、群雄割拠の様相を呈する大阪の高校野球。この夏、甲子園への切符を手にするのはどの高校でしょうか。熱い戦いが繰り広げられることでしょう。