トランプ米大統領が、ウクライナ紛争を巡り、ロシアへの圧力を一段と強める構えを見せています。14日には、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長との会談で、ロシアが50日以内に停戦交渉で合意しなければ、ロシアに対する制裁措置を強化すると表明しました。
対ロシア「2次関税」とは?
トランプ氏が示唆したのは、ロシアから石油やガスなどを購入した第三国に対して、100%の関税を課すという、いわゆる「2次関税」と呼ばれる措置です。この措置は、特に中国やインドといった国々を念頭に置いていると見られます。
プーチン大統領への失望
トランプ氏はまた、プーチン大統領に対して失望しているという心情も吐露しました。具体的な失望の内容については明らかにしていませんが、ウクライナ情勢の打開に向けたプーチン大統領の姿勢に対する不満があるものと推測されます。
ウクライナへの軍事支援も強化か
さらに、トランプ政権はウクライナへの軍事支援についても、従来の方針を転換し、攻撃用兵器の供与も検討していると報じられています。具体的には、長射程ミサイルや地対空ミサイルシステム「パトリオット」の追加供与などが検討されているようです。
トランプ大統領は、ウクライナへのパトリオット供与について、「彼らが切実に欲しているものだ」と述べ、ヨーロッパ諸国が費用を負担すると説明しています。
今後の展開は?
トランプ氏の強硬な姿勢は、ウクライナ情勢にどのような影響を与えるのでしょうか。今後の米ロ関係、そしてウクライナ情勢の推移から目が離せません。