データセクションの株価が急騰しています。その背景には、同社がNVIDIAの最新GPU「B200」を搭載したサーバーを調達し、大阪府内にアジア最大級のAIスーパークラスターを構築するという発表があります。このニュースは、市場に大きなインパクトを与え、大量の買い注文が殺到しました。
AIスーパークラスター構築の概要
データセクションは、NVIDIAの最新技術を活用し、100エクサフロップスを超える計算性能を提供するAIスーパークラスターを構築します。これは、次世代のAIイノベーションを支える重要なインフラ基盤となります。
GIGA COMPUTINGとの提携
このプロジェクトに関連して、データセクションは業務提携先である台湾のGIGA COMPUTINGとの間で、NVIDIA製B200(5000個)を搭載したGPUサーバー(625台)の取得に関する売買契約を締結しました。取得金額は2億7200万ドル(約392億1000万円)に達します。
資金調達について
この巨額の投資に対し、データセクションはAIデータセンターの顧客からの前受金48億7200万円と借入金343億3800万円を充当する予定です。この大規模な投資が、同社の業績にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。
KDDIもAIデータセンターを強化
一方、KDDIもAIデータセンターの強化に力を入れています。HPEと連携し、NVIDIA Blackwell搭載サーバーを導入することで、AI戦略を加速させる計画を発表しました。KDDIは、大阪・堺にAIデータセンターを構築し、高性能GPUと水冷技術を活用することで、AIインフラを整備していく方針です。
- HPEの「NVIDIA GB200 NVL72 by HPE」を調達
- 2025年度までに構築とアーリーフィールドトライアルを完了
- 2026年度より正式提供開始
このように、日本国内でAIインフラへの投資が活発化しており、今後の技術革新と社会実装が期待されます。