玉川徹氏、物価高騰対策に痛烈批判!バラマキとの指摘で議論沸騰

元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、参院選を前に各党が掲げる物価高対策について独自の視点を展開しました。玉川氏は、各党が提案する現金給付や消費税減税について「これはもうバラマキ」と断じ、議論を呼んでいます。

物価高対策はバラマキ?玉川氏の主張

番組では、各党が掲げる「現金給付案」と「消費税減税」がパネルで紹介されました。玉川氏はこれに対し、「バラマキという言葉なんですけど、対象を絞らなければバラマキと言われるんだと思う」とコメント。さらに、「例えば給付にしても、物価が上がっている時には低所得の人ほどつらい。そういう人たちに対して『減税します』だとか『給付します』ということであれば、僕はバラマキではないと思う」と述べました。しかし、「今回は全ての党が『国民全員に対して減税する』とか『給付する』とか言っている。これはもうバラマキです」と強く主張しました。

国民の感覚にも言及

玉川氏は国民の感覚にも言及し、「バラマキということに対して、我々有権者の感度が下がっている感じがすごくする」と指摘。過去の取材経験を踏まえ、「20年くらい前は国の財政に対して心配を持っている人が今よりずっと多かったと思う」と語りました。また、「安倍政権になっていろんな形で金融緩和をやって、あそこを経ても何も起こらなかったじゃないかということが背景にあるのかもしれないですけど。リスクに対する感度が下がっているんじゃないかと思う」と、国民のリスクに対する意識の変化についても分析しました。

世間とのズレ?

番組内では、街頭インタビューでシニア世代が「物価高」や「減税」を重視する声が紹介されました。しかし、玉川氏は「政治側が国民に媚びているんじゃないか」と指摘し、「インフレになったとたんに『インフレやばいやばい』って言って金配りますって、なんかおかしいな」とコメント。さらに、「景気もですね。2020年を底にずっとプラスなんですよ。だから景気悪くないんです。景気悪くない時に景気の問題だって言って、お金を求めたりするっていう、これもどうなんだろう」と述べ、世間との認識のズレを指摘しました。

玉川氏の発言は、物価高対策に対する多様な意見を反映しており、今後の議論の行方が注目されます。

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