ゴッホ展「家族がつないだ画家の夢」大阪市立美術館で開幕
世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。大阪市立美術館で7月5日、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開幕しました。会期は8月31日まで。
日本国内では、大規模なゴッホ展が相次いで企画され、今年は「ゴッホ・イヤー」とも呼ばれています。本展は、ゴッホの死後、作品がどのように守られ、現在のように広く公開されるに至ったのか、その背景にある家族の物語に焦点を当てています。
ゴッホ・ファミリー・コレクションとは?
本展では、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションをテーマに、30点を超えるゴッホ作品を展示。ゴッホの弟テオとその妻ヨー・ボンゲール、そしてその息子フィンセント・ウィレムが、ゴッホの死後、彼の作品を世に広めるために尽力した様子を辿ります。
テオは兄の精神的・経済的な支えであり、作品を管理していました。テオの死後、ヨーはゴッホの作品を積極的に展覧会に出品し、画商との交渉も行いました。彼女の努力が、ゴッホの評価を高める上で重要な役割を果たしました。
ウィレム・ファン・ゴッホ氏も来場
7月4日には内覧会・記者発表会が行われ、フィンセント・ファン・ゴッホ財団代表のウィレム・ファン・ゴッホ氏も登壇しました。展覧会サポーターの松下洸平さんも音声ガイドナビゲーターとして登場し、会場を盛り上げました。
今後の巡回予定
- 東京都美術館(9月12日~12月21日)
- 愛知県美術館(2026年1月3日~3月23日)
大阪での開催後、東京、愛知へと巡回予定です。ゴッホの知られざる一面に触れることができる貴重な機会をお見逃しなく。