レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWエンドリッキ（18）の去就が、大きな注目を集めています。鳴り物入りで加入したものの、チーム内での競争激化により、出場機会を確保することが難しくなっている状況です。
クラブワールドカップでのライバル台頭
現在アメリカで開催中のFIFAクラブワールドカップ2025で、エンドリッキは負傷により全4試合を欠場しています。その間、下部組織出身のゴンサロ・ガルシアが目覚ましい活躍を見せ、チームのベスト8進出に大きく貢献。ガルシアは4試合で3ゴール1アシストという素晴らしい成績を収め、エンドリッキのポジションを脅かす存在となっています。
レンタル移籍の可能性
スペインメディアでは、エンドリッキがこの夏にレンタル移籍する可能性が報じられています。レアル・マドリードはエンドリッキの才能を高く評価していますが、出場機会を増やすためにレンタル移籍も視野に入れているようです。移籍先としては、ユヴェントス、ACミラン、ナポリ、コモといったセリエAのクラブが候補に挙がっています。
- ユヴェントス: 特に獲得に熱心と報じられています。
- ACミラン: 若手育成に力を入れており、エンドリッキの成長に期待しています。
- ナポリ: 新監督のもと、新たな戦力としてエンドリッキを迎え入れたいと考えています。
- コモ: セリエAに昇格し、戦力補強を目指しています。
レアルOBモリエンテス氏の提言
レアル・マドリードのOBであるフェルナンド・モリエンテス氏は、エンドリッキにレンタル移籍を勧めています。「レンタル移籍で他のクラブに行くことで、彼はより多くの出場機会を得られる」と語り、ガルシアの活躍がエンドリッキのチャンスを奪っている現状を指摘しています。
エンドリッキ自身はレアル・マドリードでのポジション獲得を熱望していますが、厳しい状況は変わりません。神童と呼ばれるエンドリッキの今後の動向から目が離せません。