触るな危険!札幌でバイカルハナウド再発見!緊急除去で市民への注意喚起

札幌市でバイカルハナウドらしき植物が再び確認!

札幌市は2日、市内で毒性を持つセリ科植物「ジャイアント・ホグウィード(和名・バイカルハナウド)」らしき植物を確認し、緊急除去したと発表しました。この植物は、触れると皮膚に炎症を引き起こす可能性があるため、札幌市は市民に対し、注意を呼びかけています。

今回発見された場所は、白石区東札幌1条6丁目のサイクリングロード「白石こころーど」付近です。6月下旬には北海道大学札幌キャンパスでも同様の植物が見つかっており、市内での発見はこれで2カ所目となります。

発見状況と対応

市によると、バイカルハナウドらしき植物は、幅5メートル、長さ20メートルの範囲に生育しており、花が咲いている株が6~7本(高さ1.5~2.5メートル)、花が咲いていない葉だけの株が数十本(高さ30~40センチ)確認されました。

  • 7月1日、市民から「北大で確認された植物に類似する植物がある」との連絡
  • 7月2日、北大と合同で現地調査を実施し、類似性を確認
  • 健康被害の報告は今のところなし
  • 発見現場を立ち入り禁止とし、市内の全ての公園と幹線道路などを緊急点検

札幌市は、バイカルハナウドの汁が皮膚に付着した状態で紫外線に当たると、化学反応が生じ、炎症を引き起こす事例が海外で報告されていることから、注意を呼びかけています。もし、似たような植物を見つけた場合は、絶対に触らず、札幌市環境局まで連絡するようにとのことです。

バイカルハナウドとは?

バイカルハナウドは、西アジア原産のセリ科の植物で、環境省の指定する「特定外来生物」には含まれていません。しかし、その毒性は非常に強く、特に皮膚に付着した状態で紫外線に当たると、激しい炎症を引き起こす可能性があります。類似の植物を見つけても、安易に触れないようにしましょう。

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