道頓堀熱狂!菊五郎襲名披露、夏の歌舞伎「船乗り込み」大盛況

夏の大阪を彩る伝統行事「船乗り込み」

大阪の夏の風物詩、歌舞伎俳優による「船乗り込み」が今年も道頓堀で行われ、沿道は熱気に包まれました。大阪松竹座で5日から始まる「七月大歌舞伎」の開幕を前に、人気歌舞伎俳優たちが船上から観客に笑顔で手を振り、盛大な拍手が沸き起こりました。

八代目尾上菊五郎、六代目尾上菊之助の襲名披露

今回の目玉は、今春に大名跡を襲名した八代目尾上菊五郎さんと、六代目菊之助さんの襲名披露公演です。人間国宝の片岡仁左衛門さんらも参加し、道頓堀川をパレードしました。

9隻の船に分乗した俳優たちは、東横堀川の本町橋付近から道頓堀川の戎橋までの約2.5キロを巡りました。紙吹雪が舞う中、仁左衛門さんらの乗った船が戎橋付近に到着すると、船上では演目と出演者を読み上げる「口上」があり、ファンや観光客からは大きな歓声が上がりました。

「音羽屋!」の声援が道頓堀に響き渡る

沿道に集まったファンからは、屋号である「音羽屋!」や「松嶋屋!」などの掛け声が飛び交い、お祝いムード一色となりました。菊五郎さんは下船後の式典で、「初代、二代目に顔向けできるように音羽屋ゆかりの演目を選びました」と語り、観客に公演への来場を呼びかけました。

七月大歌舞伎、5日から大阪松竹座で開幕

「七月大歌舞伎」は、5日から24日まで大阪松竹座で開催されます。襲名披露となる菊五郎さんと菊之助さんの熱演に期待が高まります。

関連情報

  • 大阪松竹座公式サイト
  • 七月大歌舞伎公演情報

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