大谷翔平、本塁打王争いよりもチームを優先？
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、ナ・リーグ本塁打王争いの渦中にありながら、試合を欠場したことが話題になっています。残り2試合で、トップのシュワーバー選手との差はわずか2本。3年連続の本塁打王も視野に入る状況でしたが、なぜ大谷選手は出場しなかったのでしょうか？
ロバーツ監督は、「ショウヘイは今夜、出場しない。彼は『私の判断に任せる』と言っていた。トミー（エドマン）は打席が必要だったし、守備にも就けない。それだけに休養を取らせる判断はしやすかった。彼自身もチームメートに打席が必要なら譲る姿勢を見せていた」と説明しています。
地区優勝を決めているドジャースは、ワールドシリーズ連覇を目指しており、大谷選手はそのための重要なピースです。疲労が蓄積している大谷選手を休ませ、最高の状態でポストシーズンに臨むための首脳陣の判断と言えるでしょう。
日本のプロ野球との違い
日本のプロ野球では、リーグ優勝の可能性が消滅した後でも、タイトル争いをしている選手のために打順を変更したり、敬遠攻めをしたりするケースが見られます。しかし、ドジャースはチーム全体の勝利を最優先に考え、大谷選手の個人タイトルよりも、チームの目標達成を重視したのです。
この決断について、元横浜・中日の谷繁元信氏は「生涯の個人成績」という視点から意見を述べています。個人の記録も重要ですが、チームの勝利に貢献することが、最終的には選手の価値を高めるという考え方もあるでしょう。
まとめ
大谷翔平選手が本塁打王争いを「捨てた」ように見えるかもしれませんが、実際はチームの勝利を最優先に考えた結果です。ワールドシリーズ連覇に向けて、大谷選手の活躍に期待しましょう。