将棋界を席巻する藤井聡太王座に、伊藤匠叡王が挑む注目の第73期王座戦五番勝負。開幕戦を制した藤井王座に対し、第2局は神戸市で行われました。しかし、控え室の棋士たちの予想を大きく裏切る展開が繰り広げられたのです。
予想外の序盤、そして深まる研究
藤井王座が得意とする角換わりに誘導するも、伊藤叡王が1筋の端歩を突くという変化球。これに対し、藤井王座は3分間の考慮の末、オーソドックスな角換わりに。しかし、伊藤叡王も早繰り銀という作戦を用意しており、両者の研究の深さが伺えます。
異例の展開に現場も焦り
対局開始から50分も経たずに、伊藤叡王が端角を打てば、藤井王座も桂を三段跳びで王手金取り。互いに一歩も引かない展開に、解説者も「局面の進むスピードが非常に早い」と驚きを隠せません。現地入りしようとしていた関係者も、その展開の速さに焦りを覚えたほどです。
王座戦第3局、名古屋で激突！
現在、両者1勝1敗で迎える王座戦第3局は、名古屋マリオットアソシアホテルで午前9時から開始されます。勝った方が王座奪取に王手をかける重要な一局。日経電子版では、この注目の対局を生中継し、詳細なタイムライン形式で報道します。
- 注目ポイント:
- 藤井聡太王座 vs 伊藤匠叡王、互いの研究がぶつかり合うハイレベルな戦い
- どちらが先に王座へ王手をかけるのか？
AIが進化し続ける現代において、棋士たちが将棋を指す意味とは何か？藤井聡太王座と伊藤匠叡王、二人のトップランナーが目指すまだ誰も見たことのない場所とは？今後の展開から目が離せません。