ドジャースの佐々木朗希投手が、マリナーズ戦で圧巻のリリーフを見せました。2点リードの7回に5番手として登板し、1回を1安打無失点、2奪三振の好投。特筆すべきは、ア・リーグ本塁打王争いを独走するローリーを、3球連続のスプリットで三振に仕留めたことです。敵地ファンも驚愕するほどのパフォーマンスでした。
中1日とは思えぬ投球
佐々木投手は、5月中旬に右肩の故障で負傷者リスト入りしていましたが、24日のダイヤモンドバックス戦でメジャー初のリリーフ登板を果たし、見事な復活を遂げました。そして今回、中1日という短い間隔での登板でしたが、疲れを感じさせない力強い投球を披露。最速161キロを計測し、球威も制球力も申し分なし。ロバーツ監督も「別人に見えた」と絶賛しています。
60HR男を完璧に封じる
この日の佐々木投手は、特にスプリットが冴え渡っていました。60本塁打を放っているローリーに対し、3球全てスプリットを選択し、完璧なタイミングで空振りを奪いました。敵地のファンからはMVPコールが起こるほどの異様な雰囲気の中、冷静に打者を打ち取る姿は圧巻でした。
- クロフォード:三ゴロ
- ヤング:空振り三振(160キロ)
- アロザレーナ:二塁打(161キロ)
- ローリー:空振り三振(スプリット3球)
ポストシーズンへの期待
佐々木投手の好投を受け、ポストシーズンのロースター入りへの期待も高まっています。中継ぎとしての適性を示し、チームに大きく貢献できる可能性を秘めています。今後の活躍から目が離せません。
佐々木投手は試合後、「まずは大事な場面だったので抑えられてよかった。うれしかったです」とコメント。フォームの修正と肩のコンディションが好投の鍵になったと語り、「肩の状態が万全だったことに加え、体の使い方を改めて見直しました。今の体でしっかり球速が出せるフォームを見つけられたのが大きい」と振り返りました。