オムロン、iCAREを完全子会社化!健康経営ソリューションを強化

オムロンがiCAREの全株式を取得、コーポレートヘルス事業を本格始動

オムロン株式会社(本社:京都市下京区)は、株式会社iCARE(本社:東京都品川区)の全株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。この動きは、オムロンがコーポレートヘルス事業を本格的に始動させ、企業の人的資本向上に貢献することを目的としています。

iCARE社の完全子会社化により、オムロンはヘルスケア領域でのデータソリューション事業を拡大し、長期ビジョンSF2030で掲げる「健康寿命の延伸」の実現を加速させることを目指します。

背景:従業員の健康増進と健康経営の重要性

日本国内の企業は、従業員の高齢化と人手不足という課題に直面しており、従業員の健康増進が企業の生産性向上や健保財政の改善に不可欠となっています。このような状況下で、経営視点から戦略的に従業員の健康増進に取り組む「健康経営」が注目されています。

iCARE社との提携と完全子会社化

オムロンは、2024年7月にiCARE社と資本業務提携契約を締結し、データ活用による健康経営領域でのソリューション創出を目指してきました。今回の完全子会社化により、iCARE社が持つ従業員の健康データ、産業保健領域の知見、人的ネットワークを獲得し、コーポレートヘルス事業をさらに加速させます。

iCARE社は、「働くひとの健康を世界中に創る」をパーパスに掲げ、産業保健・健康経営ソリューションサービスを提供しています。今回の統合により、両社の強みを活かした新たな価値創造が期待されます。

今後の展望

オムロンは、iCARE社の完全子会社化を通じて、企業の健康経営を支援し、従業員の健康増進に貢献することで、社会全体の健康寿命の延伸に貢献していく方針です。両社の連携による今後の展開に注目が集まります。

  • 健康経営ソリューションの強化
  • データドリブンな健康管理の推進
  • 従業員のエンゲージメント向上

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