李相日監督の映画「国宝」が、興行収入130億円を突破する大ヒットを記録しています。この映画は、歌舞伎の世界を舞台に、主人公の喜久雄が人間国宝を目指す姿を描いた作品です。映画の大ヒットとともに、ロケ地巡りや歌舞伎への関心が高まっています。
ロケ地「ホテルいとう」にファン殺到！
映画のロケ地となった和歌山県の「ホテルいとう」には、多くのファンが訪れています。外観からは劇中のどこに登場したかわからないものの、予告編でも流れる名シーンがここで撮影されました。昭和の雰囲気が漂うホテルで、映画の世界観を体験できます。
歌舞伎界も注目！若手女形が語る「国宝」の魅力
歌舞伎界からも「国宝」への注目が集まっています。歌舞伎役者の家に生まれなかった主人公の喜久雄に対し、若手女形の片岡市也は「うらやましい」と語ります。映画が描く女形の魅力とは何か、喜久雄がなぜうらやましいのか、虚実を超えた『国宝』の魅力を探ります。
映画をきっかけに歌舞伎に興味を持つ人が増加
映画の中で披露される「京鹿子娘道成寺」や「鷺娘」などの演目をきっかけに、歌舞伎そのものにも注目が集まっています。映画をきっかけに歌舞伎に興味を持つ人が増え、劇場に足を運ぶ人も増えています。
トロント国際映画祭でも高評価！
「国宝」は、第50回トロント国際映画祭でも上映され、スタンディングオベーションで迎えられました。李相日監督は、観客に向けて挨拶を行い、現地クルーとの協働作業が「国宝」の撮影にも生かされていると述べました。
映画「国宝」は、歌舞伎の世界を舞台にした感動的な物語であるとともに、日本の伝統文化である歌舞伎への関心を高めるきっかけとなっています。まだ見ていない方は、ぜひ劇場でご覧ください。