J1第29節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレの神奈川ダービーは、川崎が3-0で圧勝。しかし、試合後にはマリノスサポーターから激しいブーイングが巻き起こる異例の事態となりました。一体何が起きたのでしょうか？
マリノス、ホームでまさかの完敗
試合は開始早々の4分、川崎の伊藤達哉が公式戦6試合連続となるゴールを決め、川崎が先制。その後も川崎は攻撃の手を緩めず、62分にはエリソンがPKを、90+8分には宮城天が追加点を奪い、マリノスを突き放しました。マリノスは最後まで得点を奪えず、ホームで屈辱的な完敗を喫しました。
サポーターの怒号、その理由は？
試合中には、マリノスの攻撃の場面でサポーターのチャントが止まり、ブーイングに変わる場面も見られました。これは、最終ラインでのビルドアップが停滞し、横パスばかりで攻撃に繋がらない状況に対するサポーターの不満の表れでした。GK朴一圭も「サポーターの怒りは妥当」と述べ、チーム全体の姿勢を改める必要性を訴えました。
川崎、圧勝の立役者たち
一方、川崎はFW伊藤達哉の好調が止まりません。この試合でも先制点を挙げ、チームを勝利に導きました。また、MF山本悠樹も攻守にわたり存在感を発揮。後半17分のPK獲得は、試合の流れを決定づけるビッグプレーとなりました。長谷部監督の信頼も厚く、優勝争いに向けたキーパーソンとして期待されています。
残留争いと優勝争い
この結果、マリノスは残留争いから抜け出すことができず、厳しい状況が続きます。一方、川崎は今季初のリーグ3連勝を飾り、優勝争いに名乗りを上げました。今後の両チームの戦いに注目が集まります。
- 横浜F・マリノスは現在J1で17位。
- 川崎フロンターレは現在8位。
- 伊藤達哉は公式戦6試合連続ゴール中。